2014年に発売され、ゴールデンギーク賞で総合、ファミリー、テーマ、ソロの4部門にノミネートされた作品。国内では、ボードゲームポッドキャスト「ふたりはボドキュア!」で取り上げられ、一般発売が待望されていた。テーマはボードゲーム版の『パンデミック:新たなる試練』と同じく、高度な経験と技術を持つ医療チームとなって、世界中に蔓延する凶悪な4種類の病原体と戦う。
各プレイヤーは「危機管理官」、「通信指令員」、「衛生兵」といった独自の特殊能力をもつ役割に就き、世界中を移動して感染者の治療をし、病原体のサンプルを収集して治療薬を開発しなければならない。プレイヤーチームが協力して、4つの病原体すべての治療薬を開発できればプレイヤーチームの勝利。しかし、感染率が上限に達したときや、アウトブレイクが多数発生したとき、そして感染者の数が増えすぎたときには敗北となってしまう。
各プレイヤーは独自の能力が表示されたダイスを振って、その結果でアクションを実行する。時間の経過とともに増殖する病原体を、早目に食い止めなければエピデミック、そしてアウトブレイクが発生してしまう。各自の判断力とチームワーク、CDCから供給されるイベントカードの効果を駆使し、ダイス運も味方につけて、すべての病原体の治療薬を開発しなければならない。
ボードゲーム版の緊張感をそのままに、プレイ時間を短縮して気軽に楽しめるようになった。はたして、君たちは人類を救えるだろうか?
写真は英語版です。