新しい気持ちで
日本での住職、主夫業、そしてシュリナガルでのホームステイを経てプネーに来ると、急に孤独になる。開放感と空虚な感じが入り混じったようなこの気分は、大学入学で上京して以来、何度味わったことだろう。ただしこの度は開放感が少し …
日本での住職、主夫業、そしてシュリナガルでのホームステイを経てプネーに来ると、急に孤独になる。開放感と空虚な感じが入り混じったようなこの気分は、大学入学で上京して以来、何度味わったことだろう。ただしこの度は開放感が少し …
50日ぶり(長いな)に戻ってきたプネーは、雨季に入っていた。デリーで飛行機に乗ったときは機内が汗だくになるほど暑かったが、空港を降りると外は涼しい。プネーとはつくづくいい場所なのだと思う。 シュリナガル中でいたるとこ …
帰宅の日。カシミール・パンディット探しは続行しており、カシミール大学の元サンスクリット学科教授が近くに住んでいることが分かった。ところが今はジャンムに行っていて留守中。タヒルさんが連絡を取ってくれるとのことで一件落着と …
いよいよ明日が帰る日となってしまった。ここ数日、夜になるとタヒルさんは「あなたがいなくなるとひどく寂しくなる」と目を赤くする。家族もみんな口々にそういう。はじめは社交辞令かと思ったが、あまりに何度も何度も言われるとこち …
カシミール語は独特の言語だ。基本的な構造はダルド語という言語らしいが、時代を経るにつれてサンスクリット語、ペルシア語、英語から多くの語彙を取り入れてきた。 イスラム教徒ならではの挨拶。ヒンドゥー教の「ナマステー」と同 …