梅花流の作詞

いつの間にか、ご詠歌の作詞をする人になっている。

令和4年、瑩山禅師の700回大遠忌を前に影向御和讃の新しい歌詞を作ったのが始まり。ちょうど焼香師を務めたときで、法語も作ったりしてハイテンションになっていた。大遠忌で高円宮妃が参拝なさったとき、詠讃師全員でこの歌詞を唱えてお迎えした。

(三)行住坐臥の日送りに 喫茶喫飯誠あり
慈悲の功徳を回向(たむ)けんと 法堂に鍬を挿む
(四)七百遠忌のこの勝縁(えにし)※ 五老の峯に光満ち
禅師のこころ永久(とこしえ)に 和合の誓い受け継がん
※今年からは「一味同心今もなお」

昨年の大遠忌で、宗務所長さんが焼香師をお務めになったとき、これに御詠歌を加えてお唱え。前の年の宗務所予修法要でお唱えした歌詞を推敲したものである。

七百と※ み教え永く 相承(うけつ)ぎて 總持の門ぞ 今も開ける
※今年からは「幾年(いくとせ)と」

今年の年明け、滋賀の北野正伝師範から、大遠忌テーマ「相承」について30文字ぐらいで解説をと頼まれ、既存の御詠歌のツギハギ(でも本山の梅花の集いがなくなったため幻に)。

仏法(みおしえ)を 後の世までも 伝えまし うけつぎ来たる 吉祥(しあわせ)胸に

これがお気に召して頂いたようで、今度は牧ノ原大興寺の御詠歌を頼まれた。これまた、本山で村上秀典先生が作詞された歌詞を頂いてツギハギ。

み教えを 相承(うけつ)ぎ伝うる 子生まれの 禅師の塔に 深く額づく

さらに「まごころに生きる」に道元禅師の和歌を踏まえた夏・秋・冬版を作るよう依頼されている。

「洞松寺」つながりのご縁で、目指せ二代目赤松月船老師!。あと献供の独詠でリフレインした場合の替節作りにも挑戦してみたい。

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