とうとう最後まで視聴(ネタバレなし)。邦画だったらVIP(殺し合いを観戦している金持ち)に正義の鉄槌が下されそうなものを、そのようなカタルシスはなく、友情や親子愛(と脱北)が隠れテーマになっていて韓国ドラマ味。そこに賛否両論あるようだが、泣ける。
「監督・出演陣が語る」でファン・ドンヒョク監督が次のように語っているのが心に残ったのでメモ。傷つけまいと気を遣いすぎるあまり、本当の自分の気持ちも伝えないまま距離を取って、冷たい人間になっているのかもしれない。
ギフンに対して「あなたはそんな人じゃない」と言ったセビョクのように、優しく包み込んで自分の価値やよさを認めて、尊重してくれるようなひと言を言ってくれる友人を皆さんにもたくさん作ってほしいですね。そうすればこの厳しい世の中で道に迷うことなく、自分を失うことなく歩んでいけますし、ゲームから賢く脱出できます。何よりも確かな大切なよりどころになってくれるのではないでしょうか。善良な人たちといい関係を築いて自分も善良でありたいとこの作品を見て思ってくださることを願います。