洞松寺の歴史

当寺32世松嶺壽一和尚は洞松寺に関して書かれた文献を渉猟し、以下にまとめました。これらを通覧することで洞松寺についてより詳しい情報が得られるでしょう。

まず、曹洞宗三峯山洞松寺は一般的な通史を簡明に説明しています。
また洞松寺外伝はこれに加えて移転時の詳細を伝えます。推測の域を出ていない部分もありますが、当時の事情がより理解できます。

草岡と洞松寺周辺は当地に生まれ育った著者が、望郷の念いっぱいに書き上げたもので、情景描写が見事です。
草岡の洞松寺は紀行文形式を取り、現在の洞松寺の有り様を目に見えるように描写しています。最後に俳句が掲げられています。
境内の様子を伝えるものに手作りの美と自然の美があります。本堂に安置されている千手観音と境内の草木のお話です。

洞松寺について書かれた江戸時代の希書があります。一つ目は童子(わらし)百物かたりで、洞松寺にお坊さんの幽霊が出たという話です。現代語に訳してあります。
もう一つは洞松寺の記で、米沢から俳人が洞松寺にやってきたときの様子を「おくのほそ道」にも劣らぬ見事な筆致で描いています。
そして、米沢から上杉のお殿様が視察に見えられた時の記録が預遊記です。

歴代住職一覧は歴代住職とその没年を一覧にしたものです。現在の状況では現住職当山33世豊嶺卓也の状況を報告しております。

全部を通覧すれば洞松寺のことについては殆どが分かると思います。どうぞゆっくりとご覧になってください。