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家族愛と恋愛がテーマの中国マーダーミステリー『你好―記憶の欠片―』7月26日発売

グループSNEは7月26日、『你好(ニイハオ)―記憶の欠片―(你好)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:Will.Y、翻訳:七七&西岡拓哉、6人用(とゲームマスター1名・GMなしでもプレイ可)、15歳以上、210分、5500円(税込)。

アジア諸国の珠玉のマーダーミステリーを日本語版としてリリースするレーベル「Asian Murder Mystery」第2弾。 劇魚・夢墨絵夢館(中国)から2020年に発行され、9000部以上を売り上げた劇本殺(マーダーミステリー)で「家族・夫婦愛、恋愛」がテーマ。中国では本作を体験したプレイヤー全員が感動で涙したことで話題を呼んだ作品である。

中国仏教の聖地・普陀山バスツアーに、浅からぬ縁で繋がっている6人の男女が偶然集まった。バスの出発直前、ちょっとしたハプニングに見舞われながらも、一行はツアーを満喫し、宿泊先の宴席では美食を楽しむ。しかし、遅刻したツアーメンバーの到着から宴席はぎこちない雰囲気に包まれる。そしてその翌朝。一行は人生を大きく揺るがす事件へと巻き込まれてゆく。「愛する人と共に生きる幸福」「愛する人と共に直面する苦難」。それらを越えた先にある物語の結末とは。

「GM有り」か「GM無し(GMレス)」のどちらかを選択できる。ストーリーに集中したい場合はGM有り推奨だが、ゲームの内容自体に違いはない。

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オーストリアゲーム賞2025に『グルーミーズ』

ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(D.デ・カサン代表)は6月16日、今年のオーストリアゲーム賞「シュピール・デア・シュピーレ」(Spiel der Spiele)を発表し、『グルーミーズ(Gloomies)』が大賞に選ばれた。このほか、キッズ・ファミリー・フレンド・エキスパート・カード・トレンドの6部門で部門賞が発表されている。

今年25回目を迎えるオーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない一般人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。直近の受賞作は『ワンダーブック』『カフェ・デル・ガト』『マイセリア』。

『グルーミーズ』はラベンスバーガー社(ドイツ)から昨秋発売されたセットコレクションゲームで、ボードに花を植えて戦略的に収穫する。日本語版は未発売で、部門賞で現在までに日本語版が発売されているのは、エキスパート部門の『SETI:地球外知的生命体探査』のみとなっている。

【オーストリアゲーム賞2025】(太字は日本語版あり)
大賞「シュピール・デア・シュピーレ」
グルーミーズ(Gloomies / F.ランディーニ / ラベンスバーガー)

キッズ部門ヒット
キャプテンクック(Käpt’n Kuck / G.リバス / ペガズス)

ファミリー部門ヒット
ジッグラト(Ziggurat / M.リーコック&R.ダヴィオー / シュミット)

フレンド部門ヒット
カットイット(Cut it / G.ブルクハルト / ゲームファクトリー)

エキスパート部門ヒット
SETI:地球外知的生命体探査(SETI / T.ホレック / チェコゲームズ出版)

カードゲーム部門ヒット
キャッスルコンボ(Castle Combo / G.グラール&M.ルーセル / コスモス)

トレンド部門ヒット
フリップタウン(Fliptown / S.アラミーニ / ストローマンゲームズ)

Österreichischer Spielepreis:Bekanntgabe des Österreichischen Spielepreises’25