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都市名が日本語表記に『チケット・トゥ・ライド:アメリカ』リニューアル日本語版、9月下旬発売

ホビージャパンは9月下旬、『チケット・トゥ・ライド:アメリカ(Ticket to Ride)』リニューアル日本語版を発売する。ゲームデザイン:A.R.ムーン、イラスト:F.セティアワン&R.トレス、2~5人用、8歳以上、30~60分、7150円(税込)。

2004年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、100万セットを販売している鉄道旅行ゲームが、発売20周年でアートワークを一新。これまでの日本語版になかったゲームボードや行き先チケットカードの都市名が日本語表記に変更されたほか、カードサイズが大きくなり、行き先チケットが3枚追加された。ルール変更はなし。

手番には場札か山札から列車カードを取るか、同じ種類のカードをプレイして地図上に列車コマを配置する。行き先チケットで指示された2都市を自分の列車コマでつなげば得点。路線が限られているため、カード集めてから一気に引くか、先手を打って要所を押さえるかのインタラクションが楽しめる。

内容物:ゲームボード 1枚、プラスチック製列車コマ(全5色)225個、列車カード 110枚、行き先チケット 33枚、長距離ルートボーナスカード 1枚、木製得点マーカー 5個、 ルールブック 1部

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ボムバスターズ(Bomb Busters)

隠された情報を共有する

他プレイヤーの手札と同じ数字を合わせて爆弾を解除する協力ゲーム。『ボムスカッド』(OKAZU brand, 2020)の海外リメイクで、今年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した。共通ボードが追加されて情報が共有しやすくなったほか、ミッションが進むと箱を開けてルールが追加されるレガシー方式(ルールブックにシールを貼る)が取られている。

1~12のタイル4枚ずつと、今回のミッションで指定された黄色タイル、赤色タイルを混ぜてだいたい均等に配る。配られたタイルは昇順に並べ、最初に1枚ずつ、どこにどの数字があるかを他プレイヤーに教える。順番に、他プレイヤーの手札から1枚を指定し、数字を言って、当たっていたら自分の同じ数字のタイルと一緒に「解除」できる。間違ったら1ダメージ。こうしてプレイ人数分のダメージを食らう前に、全員の手札を解除できれば勝ち。

黄色は黄色同士で解体し、他に誰も持っていないことが確定した数字は自己解体できる。赤も手札の他のものを全て解体してから自己解体。黄色と赤にも数字は入っており、その近辺はうっかり指定してしまわないよう注意が必要だ。最初に公開された情報と、他プレイヤーがどの数字を言ったかという履歴、それに消去法で特定していくが、見当がつかなくなったらアイテムを使える。

1ゲームは30分ぐらいなので、同じメンバーで続けて2,3ミッションぐらいプレイできる。練度が上がってきて高難度のミッションに取り組めるのが達成感を高める。難易度が上がるにつれて最初の情報出しから、「〇〇のときは△△する」という暗黙の空気感が大事になってくるため、初メンバーではそのあたりのチューニングが必要かもしれない。

Bomb Busters
ゲームデザイン:林尚志/イラスト:D.フェランド
カクテルゲームズ+Engames(2024-25)
2~5人用、10歳以上、30分