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ドロッセルマイヤーズ、ワークショップ作品を製品化

ドロッセルマイヤーズは今月18日のゲームマーケットから、ワークショップで制作された作品『巨竜の歯みがき』を発売する。3~5人用、6歳以上、15分。

ドロッセルマイヤーズは毎月、「4時間の制限時間内で、初対面のメンバー同士が、多数決で方針決定をおこなっていき、1本のゲームを完成させる」というワークショップを行なっており、その中で参加者が制作した作品。国王に期待された竜騎士として、巨大で恐ろしいドラゴンの歯みがきをおこなうことで、勇猛さを競いあう。

ドラゴン達は一応、口を開けて竜騎士の歯みがきを待っていてくれるが、その気性には個体差がある。気の長いドラゴンでは、長時間の歯みがきであなたの勇猛さをアピールしつつ、気の短いドラゴンでは、短時間の歯みがきであなたの身の安全を確保しなくてはならない。竜騎士達のうちの1人が、調査係として今回のドラゴンの気性を先行調査するが、嘘が含まれているかもしれない。最高の勇気と知性を示し、次代の国王になる竜騎士は誰か。

シンプルなルールのなかに「ブラフ」「バースト」「バッティング」という3つのドイツゲーム的なメカニクスを統合した、超正統派カードゲームとなっている。

デザイナーは大前広樹、きむらこうじ、木村祥朗、高円寺しめじ、副島武志、布施雅隆、堀井城太郎、西澤篤央、菱川ゆうきの各氏、ほかドロッセルマイヤーズワークショップ参加者一同。イラストは「ボードゲームは誰でも作れる」というコンセプトをアピールするため、ドロッセルマイヤーズの店長である渡辺範明氏が自ら挑んでいる。多様な作品が生まれることで、天才が現れることを期待しているという。

・ドロッセルマイヤーズブログ:新作発表!『巨竜の歯みがき』
・ボードゲームおっぱい:巨竜の歯みがき

巨竜の歯みがき

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アンケート:エッセン

Q.65:エッセンのボードゲームメッセに…(2012年10月)

A.行ったことがある 19票(12%)
B.行ったことはないけど行きたい 112票(72%)
C.興味はない 24票(15%)

10月下旬にドイツ・エッセンで行われたボードゲームメッセ「シュピール」は、昨年を2千人上回る149,000人が参加したという発表がありました。日本からの参加も年々増加しているようです。

アンケートでは、行ったことがある方は1割ほどにとどまっていますが、行きたいという方が大勢を占めます。経済的な理由、時間の制約、海外渡航の未経験などあるかもしれませんが、万難を排して行くだけの価値は十分あると思います。今年の参加者の日記は、ふうかさんがまとめていらっしゃいますので読んでみて下さい。きっと、行きたい思いが実行に移すレベルまで高まることでしょう。
ふうかのボードゲーム日記:エッセン日記をまとめました(2012年版)

ところで、「エッセンシュピール」という呼称が日本で定着しつつあるようですが、原語はInternationale Spieltage SPIEL(国際ボードゲームデイズ・シュピール)といいます。開催場所にちなんで「エッセン」と呼ばれたり、「国際ボードゲーム祭」と訳されたりもします。どうして「エッセンシュピール」という呼称になったのか調べてみたら、当サイトの新作紹介が「エッセン シュピール’XX」(エッセンとシュピールの間に半角スペース)となっていました……。今期から分かりやすさを優先して『ボードゲームメッセ「シュピール」』と呼んでおりますが、いかがでしょうか。

11月のアンケートは、公開和訳を前提にしたボードゲーム購入についてです。9月のアンケートはドイツアマゾンの購入経験から国内ショップへの影響を考察しましたが、蓋然性の低い前提で浅薄なものとなってしまいました。そこで寄せられた意見をもとに設問を考察しました。最も近いと思うものをお応え下さい。