『仮面の使者』日本語版、3月2日発売
オリジナルは『タイムライン』のハズガード出版(フランス)が2010年に発売した『陰謀(Intrigo)』という作品。これを今年、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした。
舞台は17世紀のヴェネツィア。招待客がそれぞれユニークな仮面を被る仮面舞踏会は、陰謀の場になっていた。プレイヤーは有力ファミリーの長となり、仮面舞踏会でさまざまなギルドに取り入り、厚意を得て同盟関係を結ぶことをめざす。
プレイの基本は「宮殿カード」が並べられた舞台に、「招待客カード」などを互いに配置しながら、その結果で得られるお金や勝利点を集めて、1つのギルドから4つの厚意を得るか、5つのギルドから厚意を得れば勝ちとなる。
「有力者とお近づきになる」というテーマに合ったルールの中に、ドラフトで雇える強力な「エージェントカード」の存在や、情報の多くは場に公開されている、という要素から、プレイヤー同士でのひっかけあい、読み合いが楽しめる作品だ。
『マンション・オブ・マッドネス:イエローサイン』日本語版、4月下旬発売
ファンタジーフライト社(アメリカ)によるクトゥルフ神話ボードゲームに新しいシナリオが加わった。アーカム劇場ではジュリアン・グレン作の戯曲「カルコサの宮殿」が上演中。これを見たものはみな発狂し、ヒヤデス星団の王ハスターを希うようになる。プレイヤーたちはこの惨状を止めようと、ジュリアンの屋敷に赴いた。あなたはジュリアンの陰謀を阻止することができるだろうか。新システムの廷臣カードが入り、クエストはさらに波乱万丈となる。
また、これに合わせて第1~4拡張セット『魔女の帰還(Season of the Witch)』、『銀のタブレット(The Silver Tablet)』、『死が二人を分かつまで(’Til Death Do Us Part)』、『恐怖の館(House of Fears)』の日本語版も再販される。