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キノコハンターズ(Mushroom Hunters)

キノコ採りのリスク
キノコハンターズ
キノコ採りをする人に聞くと、崖っぷちに生えているのをどうしても取りたくなるのだという。崖っぷちは手が届かないから、たくさんキノコが生えている。みんなあきらめたのを、うまく採れたら嬉しいだろう。そう思って、崖から転落して怪我をしたり、遭難したりする人も少なくない。
このゲームはそんなキノコ採りのリスクをバランスゲームというかたちでうまく表現している。しなった厚紙のカードの上に倒れないようコマを乗せて、キノコを集める。キノコがいっぱい書かれたカードを誰も取れないでいると、どうしても挑戦したくなってくる。そして滑落してしまうのだ。大阪の同人サークル、たなごころの作品。
手番にできることは、ハンターコマをキノコカードの上に置くか、ハンターが置いてあるキノコカードをハンターと一緒に取るか、失敗して除去されたハンターを手元に回収するか。キノコカードを集めて、場札の得点カードと交換し、その得点を競う。
ポイントは、ハンターコマの配置は1体ずつしかできないのに、キノコカードを採るのはいくつでもまとめてできるところだ。置けるところにはどんどん置いて、一度にチャレンジすれば得点が高い。しかも、ほかの人が倒すとペナルティとしてキノコカードを奪うこともできる。
3人プレイで30分以上かかったのは、慎重にコマを置いていたというのもあるが、我慢比べになってきたからである。まずみんな置けそうなところにどんどん置いていく。そのうち置けるところがなくなってくる。すると、キノコ採りをしないで、除去されたハンターの回収を始める。回収できるハンターもなくなった人は、安全そうなところを恐る恐る採る。でもほかのコマを倒してしまってペナルティを支払う。倒れたところに次の手番の人がコマを置く・・・しまいには、わざと倒れそうなところにおいて邪魔をするというプレイも。
しかし倒れそうな場所でも、慎重にやれば意外と倒れないこともあり、その見極めも重要だった。難しい場面を何度も切り抜けたbashiさんの勝利。ここを取れればトップというプレッシャーの中、いいキノコを採れたときの嬉しさは格別である。
キノコハンターズ(ハコイリ)
たなごころ(2013年)
2~3人用/20~30分
絶版・再版待ち

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『騎兵ゴルフ』クラウドファンディングで再版

フランヨス社(ドイツ)は4月8日から、『騎兵ゴルフ(Husarengolf)』(TGiWレビュー)の再版募集を、ドイツのクラウドファンディング「startnext」で行っている。限定50セットまで49ユーロ(約6900円)+送料20ユーロ(約2800円)。それ以降は55ユーロ(7800円)。支払いはペイパルにて、6月末〆切。
ボールが乗っている台の柄を握り、上げたり下げたりして自分の色の穴にボールを入れるドイツのアクションゲーム。1997年にドイツ年間ゲーム大賞の特別賞「器用さのゲーム」を受賞している。台が総木製の豪華仕様で、今回はさらにプラスチック製と木製のボールが3個ずつ付属する。室内でも屋外でも楽しめるようになっている。
応募方法は、下記リンクから49.00ユーロの横の希望セット数を選んで、「Support now(資金援助する)」のボタンを押し、startnextへの寄付額を設定して、「Log in」の1番目でFacebookかGoogle+アカウントでログインするか、ゲストとして名前・メールアドレス・住所・支払い方法を登録する。7番目はサポーター名簿への記載希望の有無。8番の下にあるチェック欄(要項への同意)にチェックして、「Support with payment liability」ボタンを押すと確定となる。
クラウドファンディングの目標額は4000ユーロ(約56万円)で、現在のところ27人が応募している。
startnext:Husarengolf – neue Auflage