『冷たい料理の熱き戦い』、今秋再版
フランニョス社(ドイツ)は今秋、A.ランドルフの名作双六ゲーム『冷たい料理の熱き戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)』を再版することを発表した。テーマは変更になり、イラストは『アグリコラ』などを手がけたK.フランツが担当する。
食卓をまわってご馳走を集めるゲーム。今年、没後10周年を迎える巨匠A.ランドルフ(1922-2004)の作品で、オリジナルは1974年に遡り、『カンガルー(Känguruh)』というタイトルで発売された。1990年に料理の奪い合いをテーマにしてリメイクされ、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされている。
サイコロを振ってその数だけ食卓をまわり、ゴールに着いたら食卓の上のご馳走をもらえる。サイコロは3つまで振ることができるが、合計が7を超えるとバーストして1歩も進めない。またゆっくり進んでいるとほかのプレイヤーに上に乗られて踏み台にされてしまうという、ダイスレースの楽しさが凝縮された作品として定評がある。
もとは2~6人用だが、リメイクにあたって8人まで遊べるようにする予定だという。
・franjos Neuigkeiten
・Tric Trac:Rückkehr: Die heiße Schlacht am kalten Buffet
ホビージャパン、5月の輸入リストを発表
ホビージャパンは今月発売予定の輸入ゲームリスト1タイトルを発表した。外国語版に日本語ルールが添付される。
B.カタラ、L.モーブロン作/ハリケン(スイス)
2~4人用/8歳以上/約30~45分/6,000円(税別)
女海賊の鄭夫人(ていふじん)は、清の時代19世紀頭の香港近海を荒らしまわった世界で最も有名な女海賊。この女海賊をテーマにした手札マネージメントゲームだ。海賊船を率いて南シナ海を荒らしまわろう。
プレイヤーは各自4枚の手札をもってゲームを始める。カードには1から50のいずれかの数字が記されており、カード上辺には色があるほか、いろいろなアイコンもついている。手札からそれぞれカードを1枚伏せて出して同時に公開し、ゲームボード上の船を右に動かし、その後で場札からカードを補充していく。
出したカードは小さい順に並べられ、航海ルートを作る。つなげたカードの色が同じだったら船はそのまま右に移動しますが、違う色だと、右下にななめ移動してしまう。こうして航海が続けられなくなったら清算。その場所にある船タイルに応じて、宝石などの得点が入る。
地図には場所に応じて点数が記されており、下かつ右に行けばいくほど点数は高くなりますが、違う色のカードのつながりを作るのは難しい。右下の最遠のマス・香港に最初に到達して略奪したプレイヤーにはボーナスが与えられる。
フランスの人気ゲームデザイナー、カタラとモーブロンの黄金コンビ(『ミスタージャック』『クレオパトラと建築士』『ダイスタウン』)による新作ボードゲームの登場だ。