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フォーチュン21閉店

仙台のボードゲームカフェ・フォーチュン21は5月15日、店長のおめでたを理由に約5年間にわたる営業を終了した。
2009年に開店した国内初のボードゲームカフェ。英会話カフェを兼ねていたこともあって、仙台在住の外国人ボードゲーム愛好者が多く訪れ、交流が盛んに行われていた(TGiWレポート)。昨年4月にはジーピー主催「東北6県カタン大会」の会場ともなった。
本業をもちながらカフェを経営していた千田店長だが、この度のおめでたにより、子育てをしながら本業とカフェを続けていくのは難しいと判断。泣く泣く閉店を決意したという。
営業最終日は閉店を惜しむボードゲーム愛好者が盛岡や山形からたくさん集まってボードゲームを楽しんだ。連絡先を交換し合って、今後もゲーム会を開いていくことを確認した。
同店を予定していたチケットトゥライド日本選手権の地区予選は、別会場で行われる見込み。また、お店は営業しないが、千田店長は人狼会などのイベントをときどき開きたいという。
フォーチュン21

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『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版、6月中旬発売

ホビージャパンは6月中旬、イタリアのストーリーテリングゲーム『ウィンターテイルズ:冬物語(Winter Tales)』日本語版を発売する。3~7人用、14歳以上、90分、5800円(税別)。
アルヴェ・パヴォ社(イタリア)が2012年に発売した作品を、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした。体制側の「冬」と、反逆者側の「春」という陣営に別れ、カードの絵から連想される物語を、自らの想像力により語り膨らませることで、協力して物語を綴っていく。
自分の手番にはアリス、ドロシー、ブリキマン、白雪姫、くるい帽子屋などのキャラクターを使い、選んだクエストをそのキャラクターがどうやって達成するか、ストーリーカードのキーワードを使って話す。ほかの人もキャラクターを加えてその物語に割り込み、ストーリーカードをより多く使った陣営が勝利する。戦闘や罠を仕掛けて相手陣営を妨害することもでき、多様でドラマチックな展開が生まれる。ストーリーテリングゲームとしては『ファブラ(2010)』があるが、ボード上の位置取りなどの要素を加え、より戦略的な作品となっている。
アルヴェ・パヴォ版は輸入版をゲームストア・バネストが取り扱っており、また日本語ルールも公開されている。珍しいタイプのボードゲームなので、興味のある方は日本語ルールを一読しておくとよいだろう。
Fantasy Flight Games:Winter Tales
ウィンターテイルズ