リバネスカフェ閉店
東京・四谷でボードゲームの遊べるダイニング・カフェ「リバネス」が今月14日、閉店する。
『どうぶつしょうぎ』のねこまどと、先端科学教育ベンチャーのリバネスが共同でプロデュースし、2011年にオープン。抜群のアクセスと、食事をとりながら、ゆったりとしたソファ席でボードゲームが楽しめるカフェとして愛好者が多く訪れた。沖縄とアメリカ料理の味も評判が良い。
営業最終日の20時から、フェアウェルパーティーが行われる。飲み放題、食べ放題で4000円。予約不要で当日参加可。
リバネスで行われていたボードゲームサービスは、グループ店舗で東京・三軒茶屋にあるスペイン料理店「ドクトルカルネ」に引き継がれる。東急田園都市線・三軒茶屋駅徒歩2分、火~日・祝前日・祝日18:00~23:30、月曜休。6月からランチタイムも予定されている。
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マスクメン(Maskmen)
強さ未確定のレスラーたち
6人の新人レスラーをどんどん売り込んで、手札を早くなくした人が勝つ。最初の人は1枚、レスラーカードを出す。次の人は2枚、別のレスラーカードを出す。3番目の人はあれば3枚、さらに別のレスラーカードを出す。出せない、あるいは出したくないときはパス。
このとき、最初に出されたレスラー<2枚のレスラー<3枚のレスラーというように、強さの序列ができあがっていく。序列は独特なかたちのマーカーを並べて表す。このゲームの特徴である、強弱の確定システムだ。
一度には3枚までしか出せないので、3枚出たところでラウンド終了。最後まで残った人が、残った手札から次のカードを出していく。このとき、確定した強弱は引き継がれており、序列が強いカードは+1枚でなくとも出せるようになる。例えばピンクのレスラーより灰色のレスラーが強ければ、灰色のレスラーはピンクのレスラーと同じ枚数で出してよい。序列が上になるほど、切り札化してくる。
未登場のレスラーが次のラウンドで出された場合、前の序列とは別に序列ができあがる(マーカーが2列になる)。これは、前のラウンドに出ていたレスラーとの強弱が未確定であることを表す。やがて、前のラウンドで出たレスラーが+1枚というかたちで出されると、前の序列と新しい序列がどこかでつながることになる。こうしていずれは、最強のレスラーが誰か決まっていくというわけだ。序列を組むのはちょっとややこしいが、トーナメントのようで面白い。
3人で20分ほど。最初は序列の組み方がうまく飲み込めなかったが、ラウンドをまたいで組んでいくことが分かると理解できた。そうなると、強いカードを温存しておいて、後半に畳み掛けて上がるという大富豪の醍醐味が楽しめる。自分が枚数を多くもっているレスラーを強いカードに仕立てあげたいところだが、ほかのプレイヤーとの絡みがあって容易でない。ほかのプレイヤーからの棚からぼた餅でいきなり最強になったり、逆に最弱になったりすることもあった。そんなドラマも起こりつつ、手札を眺めて作戦を練るテクニカルなゲームだ。
マスクメン
佐々木隼・新澤大樹/オインクゲームズ(2014年)
2~6人用/9歳以上/20分
オインクゲームズ:マスクメン