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理想の納豆(Ideal Natto)

たまごと、キムチ
理想の納豆
自分の好みのトッピングを入れてかき混ぜ、美味しい納豆を作るカードゲーム。ボードゲームイベント「盤博」メンバーが、ゲームマーケット2014春に発表した。全国納豆協同組合連合会の公認を得ており、納豆パックのようなパッケージに入っている。
はじめに配られるのが「好みカード」。のり、たまご、ねぎ、大根おろし、めんたいこ、キムチから理想のトッピングが決められる。このトッピングが入った納豆を探し求めるのだ。
手番には、プレイヤー人数分の場に手札から「まぜるカード」と「トッピングカード」を置いていき、そろそろいいかなと思ったところで1列全部を取って抜けるというコロレット方式。先に抜けると、まぜる回数が足りないくて失敗するかもしれず、でも欲張っていつまでも粘っていると、好みでないトッピングを付けられたり、まぜるカードが多すぎて失敗することがある。
「トッピングカード」には、「好みカード」の6種類のほかに、しょうゆとからしがあり、その列の点数が上がる。これを出していると、その列がほしいんだろうと思われてしまい、余計なトッピングをたくさん付けられてしまうから要注意。さりげなく得点を伸ばしていこう。
全員がカードを引き取ったら1ラウンド終了。各自、理想のトッピングを発表し、合っていれば得点、違っていれば失点になる。しかし、「まぜるカード」の数字の合計が10~15回でなければ、その納豆は不成立ということで0点になってしまう。まぜるカードの内容は0~5。ほかの人が狙っていそうな列は、0や5を付けて不成立を誘うのがよい。2ラウンドの合計で勝敗を競う。
「キムチと大根おろし、意外と合うんじゃない?」「そんなにトッピング入れたら納豆じゃなくなるぞ」「まぜる回数それでOK?」「そんなにしょうゆを入れて、納豆が浮かぶくらいじゃないの?」などなど、納豆談義で盛り上がる、納豆好きのための作品だ。総務省の家計調査によると、昨年の納豆消費ランキングは1位が水戸市、2位が山形市、3位が仙台市、4位が福島市だっという。南東北で人気高し。
理想の納豆
KUA/盤博(2014年)
3~5人用/8歳以上/30分

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ゲームデザイン討論会に参加

先週の19日、ツイッターにて定期的に行われているゲームデザイン討論会の第5回にお誘い頂いて参加しました。
AI研究者の三宅陽一郎氏と、ゲーム研究者の草場純氏が連続で行っている対談。デジタルゲームとアナログゲームの違いから見えてくるものなどについて語り合い、従来互いに知る機会のなかったデジタルとアナログの情報交換をしています。
今回のテーマは、ヘビーゲームとライトゲームの二極化に伴う、ミドルクラスの空洞化について。ドイツゲームの最も得意としてきたジャンル「プレイ時間45~60分」が評価されにくくなった現状について、デジタルゲームとの比較を行いました。
1時間ではデザインの話まで至りませんでしたが、討論中、また討論後にさまざまな意見が寄せられ、参考になっています。ご覧いただきました皆様、ありがとうございます。
まだご覧になっていない方は下記のリンクをどうぞ。
ゲームデザイン討論会 第五回