テックツリーで文明発展『ビヨンド・ザ・ホライゾン』日本語版、5月16日発売
宇宙開拓ゲーム『ビヨンド・ザ・サン(2020)』を元にした文明発展ゲームで、クラニオ・クリエーションズ(イタリア)から昨秋発売された。開発にはS.ルチアーニが携わり、エッセン・シュピールのスカウトアクションで経験者・エキスパートゲームの8位に入っている。未知の土地への探検と勢力拡大、歴史的な指導者との出会い、土地開発、調査と生産、そしてテクノロジーの進化を通じて、文明社会を築き上げる。
手番にはアクションポーンをアクションスペースに移動させて対応するアクションを行う。アクションスペースは技術ツリーになっており、条件を満たすとレベルが上ってアクションの選択肢が増える。これによって土地タイルを広げて発展させ、プレイヤーボードで食料・経済・インフラを上げれば、さまざまなボーナスがアンロックされる。
徐々に明らかになる技術ツリーによって変わる展開だけでなく、ゲーム要素が相互にリンクしていて連鎖するところがゲームの魅力。ゲームの最初にランダムに決められた目標カードが規定数達成されたラウンドでゲーム終了となり、勝利点の合計で勝敗を決める。
内容物:親マーカー:1枚、ゲーム盤:1枚、指導者カード:27枚、テクノロジーカード:44枚、政治体制カード(両面仕様):4枚、目標カード:9枚、初期土地タイル:4枚、コイン:74枚、文明発祥タイル:1枚、入植トークン:8個、要塞化トークン:8個、土地タイル:24枚、建造物タイル:24枚、プレイヤーボード:4枚、キューブ:96個、人口コマ:88個、アクションコマ:4個、入植者トークン:32個、兵士トークン:32個、ルール説明書:1冊(カードサイズ:58×88mm)
(写真は英語版)
阿部サダヲ「『ニムト』演劇の人たちで結構流行った」
今週から始まった連続テレビ小説『あんぱん』で共演する江口のりこ氏が、「阿部さんといえば世界一面白いカードゲームがあって、それを教えてもらったんですよ。阿部さんと、阿部さんが所属している大人計画のお兄さんと舞台をやったときに絶対やるカードゲームがあって、むっちゃ面白いんですよ。世界一面白くて。阿部さんめっちゃ強いんですね。とにかく楽しくて、私はその舞台が終わってからカードゲーム買って、別の人たちとやったんですよ。そしたら全然楽しくなかったんですよ。あ、阿部さんがいるから楽しんだってことに気付いて」とコメント。
阿部氏は「世界一面白いと思ってんだ江口さん」と言いつつも、司会の博多華丸・大吉氏らに促されて、このカードゲームが『ニムト』であることを説明。「『ニムト』っていうやつがあって、演劇の人たちで結構流行ったんですよ。牛がいて、牛の数をこう……何て言えばいいんだろうな、七並べみたいな感覚。七並べにに近い感じでただ出していく感じなんですけど、5枚以上いっちゃったとこが取んなきゃいけない。それで牛の数が少ないほうが勝ち」と概要を述べた。
『ニムト』はW.クラマーのデザインで1994年にアミーゴ(ドイツ)から発売され、ドイツゲーム賞1位、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、アラカルトカードゲーム賞1位となった作品。日本語版はメビウスゲームズが2006年に発売し、昨年には30周年記念版も日本語版となっている。