ニュルンベルク’15新作情報:アバクスシュピーレ
★カカオ(Cacao)
P.ウォーカー=ハーディング作、2~4人用、8歳以上、45分。
このゲームはプレイヤーを「神々の果実」のエキゾチックな世界に誘います。部族長となり、カカオ取引によって自分の部族に名声と幸せをもたらすことを目指します。ワーカータイルをうまく配置し、神々の力を駆使すれば、富がもたらされるでしょう。シンプルなルールと短いプレイ時間で楽しめるファミリー向け配置ゲームです。
手番にはワーカータイルを配置し、隙間が埋まるようにジャングルタイルを置きます。そしてワーカータイルのワーカーで、隣接するジャングルタイルのアクションを行います。隣接していれば、ほかのプレイヤーもアクションを行えるところが特徴です。アクションはカカオを収穫したり、収穫したカカオを換金したり、水を手に入れたりします。最後は所持金で勝敗を決めます。
★マンモズ(MammuZ)
N.パガゾフ作、3~7人用、7歳以上、20分。
氷河時代にようこそ。サーベルタイガーやマンモス、恐竜を探しに行きます。自分の手札をできるだけ早くなくさなければなりません。いくらでもインチキをできますが、捕まらないようにしましょう。
手番には手札を1~4枚裏にして出し、どの動物をいくつか言います。ウソを付くこともできます。次の人は同じ動物で数字を上げるか、前のプレイヤーにダウトをかけます。ダウトをかけるときは前のプレイヤーが出したカードを1枚だけめくってチェックします。そのとき恐竜カードが出ると、カードを配り直したりリセットしたりといった効果が発生します。うまく罠にはめられるか、逆に自ら墓穴を掘ってしまうのか、相手がカードをめくるまで分かりません。さらに、手札に動物の種類がなくなると、そのことを示すカードを取らなければならず、ウソをつきづらくなっていきます。
★ジャンボ・カンパニー(Jumbo & Co)
D.ヴェント作、3~6人用、8歳以上、15分。
イヌ、ネコ、ネズミ、そしてゾウ。各プレイヤーは、次のものを手に入れることを目指します。しかし獲物が大きすぎると、自らが捕まってしまうことが多いでしょう。楽しいカードのハンティングは病みつきになります。
一斉にカードを出し、イヌを出した人はネコ、ネコを出した人はネズミ、ネズミを出した人はゾウ、ゾウを出した人はイヌのカードを取ります。ほかの人も同じカードを出していれば、取れるのは数字の大きい方です。一番大きい数字がバッティングすると、次点の人に権利が移ります。こうして獲得したカードの得点合計を競います。
ニュルンベルク’15新作情報:コスモス
R.ドーン作、2~4人用、8歳以上、40分。
時は金なり。そしてお金を置いていくのは満足した客だけです。プレイヤーはレストランの経営者となり、客の注文に応えなければなりません。そしてみんなが素早く注文を取りたいと思っています。パスタ、サラダを客に出し、その合間に急いで市場に行って材料を手に入れてきます。テキパキとしなければなりません。さもないと注文した品がこないまま、客は出て行ってしまい、減点になってしまいます。一風変わったイライラゲームで、「他人の不幸は蜜の味」が楽しめます。
K.トイバー作、3~6人用、10歳以上、30分。
『バルバロッサ』の作者によるリメイク。手番には、ほかのプレイヤーが作った粘土細工を1つ選びます。ヒントマスによって、質問を2回行ったり、アルファベットを訪ねたりできます。でも全員が聞いていることに注意しましょう。あからさまに聞くと、ほかのプレイヤーが当てるのを助けることになってしまいます。分かったらいち早く、自分のキューブを中央の箱に投げ込みます。正解者と、当ててもらった人に得点があります。クリエイティブなコミュニケーションゲームです。チーム戦を組むことで7人以上でプレイすることもできます。
S.グレン作、2・4人用、10歳以上、30分。
2人または2対2のチーム戦で戦うゲーム。輝く火のコマで道を完成させましょう。塔のコマを同じ色の塔のマスに置き、自分の火のコマをマークします。そして火のコマで自分の塔のコマをつなげていきます。しかしすべて対応するカードが必要です。また常に自分自身が手番を行うか、チームパートナーに手番を譲るか考えなければなりません。しかも相手は眠っていません。塔を乗っ取り、つながりをブロックすることができます。こうして最後まで気が抜けません。
R.ヘクストラ、T.ヤンセン、P.ズイドホフ作、2~4人用、10歳以上、40分。
2013年のシュピールにプレイジスワン社(オランダ)から発売され、スカウトアクションで10位になったトリックテイキングゲームのドイツ語版。カードを1枚ずつ出して、数字の大きい人が皆のカードを取ります。それと同時に自分の王国で色別に土地も獲得します。土地は失点になることもありますが、好むと好まざるとに関わらず獲得してしまうのです。
アレックス・エ・サ・ギターレ作、4~7人用、12歳以上、30分。
ある時刻をいいながら時間カードをめくります。めくった時間カードに指示された時刻をいっていたか、タイムマシンカードが出たら、全員一斉にリアクションしなければなりません。ルールが変わっていきます。ひねくれ者のための愉快なパーティー・コミュニケーションゲームです。
G,モラレス、G.ジェネ作、2~4人用、7歳以上、15分。
かごをきのこでいっぱいにすると得点になります。そのためにプレイヤーはできるだけいろいろなきのこを集めましょう。うまくいけば、ときにはほかのプレイヤーのかごに手を出すこともできます。イライラの要素をもった楽しいゲームです。
N.モーテンセン作、2~4人用、9歳以上、45分。
プレイヤーの1人がドラゴンとなり、色とりどりのヒツジを狩って宝物に交換します。しかしほかのプレイヤーも同じ目的でドラゴンを邪魔してくるので注意しなければなりません。1枚のカードにはヒツジの面と宝物+アクションの面があり、プレイヤーがどちらの面を使うか決めるところが新機軸です。簡単にプレイできるクレバーなカードゲームです。
R,ドーン作、2~4人用、8歳以上、20分。
ジャングルの奥深く、未調査のマヤ神殿「チャッカ・ラッカ」があります。プレイヤーはアライグマのヨーネスと共に、価値あるお宝を神殿から手に入れるために出発します。お宝を取れるのは、ダイスで対応する神殿マークが出たときだけです。しかしダイスを振り直すたびにお宝を取るのは難しくなっていきます。運から見放されるのは誰でしょうか? そしてうまいタイミングで神殿から宝石を取れるのは誰でしょうか? 短いルールでプレイ時間の短いダイスゲームです。
K.クレオウスキ作、2~5人用、7歳以上、10分。
愉快な蜂のダイスゲームで、運試しをします。注意深く、合っているお花をめくりましょう。ゾンビーをめくってしまうと、せっかく集めた蜂蜜のしずくを失ってしまいます。手番にはダイスを3回まで振り、できるだけたくさんのダイスをほかのプレイヤーに押し付けます。ダイス1個につきお花タイルを1枚めくらなければなりません。
K.トイバー作、2~4人用、10歳以上、75分。
プラスチック製のケースで持ち運びに便利なコンパクト版。ボードの六角形を折りたたんでケースにしていますが、地形タイルのタイルの配置は変えられるようになっています。コマはボードに固定できるので、列車の中、山小屋、海岸など、どこでも遊ぶことができます。2人用のバリアントルール入り。