『エンパイアエンジン』日本語版、6月20日発売
グッドリトルゲームズ(イギリス)が2013年にプリント&プレイ版を発表し、翌年にAEG社(アメリカ)が製品版をリリースした作品。ペガサスシュピーレ(ドイツ)のドイツ語版と同時発売となる。デザイナーは『エリジウム』『レリックランナー』のダンスタン。
巨大な思考機械(グレートエンジン)によって統一されていた世界が、グレートエンジンの破壊により分裂してしまった。プレイヤーは4つの帝国の支配者として、グレートエンジンの復元をかけて争う。
攻撃・防御・回収・輸出・生産というアクションから同時に選ぶシステム。アクションは、各プレイヤーの前に並べられたエンジンカードの四辺に記載されており、ギアカードで回転させ、上辺に位置するアクションを実行する。自分の両側にいるプレイヤーの動きを読み、けん制するためには、どのアクションが有効か。裏をかいて得点に結びつけるのは誰か。
行動の選択が悩ましい、疑心暗鬼の読みあいゲームだ。
・アークライトゲームズ:エンパイアエンジン
『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』発売
ウェブサイト「世界遊戯博物館」の管理人で著書『アジアゲーム読本』(グランペール)のある伊藤拓馬氏が集めた賭博ゲームのルール集。伊藤氏は近年、「双天至尊堂」というレーベルで手本引きセットや天九牌を発表している。リットーミュージックは音楽・楽器関係が専門の出版社だが、ボードゲーム関連の書籍をリリースするのは昨年5月の『人との会話がはずむ カードゲームの本』『勉強が楽しくなる カードゲームの本』に続いて3冊目となる。
長年、アナログゲームの代表格だった賭博ゲーム。ゲーム性が高く、お金を賭けずにチップを使って楽しむことができるものを集めた。「チンチロリン」「おいちょかぶ」「どぼん」などよく知られたものから、「手本引き」「ブー麻雀」といったマニアックなものまで、全30種類のゲームのルールを、初心者にも分かりやすく紹介する。
収録されているのは、サイコロ、花札、地方札、トランプ、麻雀牌、将棋駒を使うゲーム。手元にあるもので遊ぶことができる。
また発売を記念して6月18日(木)夜、東京・渋谷の道玄坂ヒミツキチラボにて日本の賭博ゲームが遊べるイベントが開かれる。前売2,200円(当日2,700円)。チケットはイープラスなどで発売されている。