シュピール’13新作情報:アミーゴ

ドイツゲーム界の最大のお祭りであるシュピール’13(エッセン国際ボードゲーム祭)が10月23日(木)から4日間にわたって行われます。

このページでは、新作情報を各メーカーのウェブサイト、ニュースサイトから翻訳し、どのような新作が出るかを見ていきたいと思います。日本に比較的入りやすく、よく知られているメーカーを中心に紹介しています。ゲーム名は直訳で、後に輸入販売されるときには別になるかもしれません。

例年1番最初に情報を出すアミーゴ社から。発売は9月なので、エッセン・シュピール前に国内発売される可能性もあります。

ノアの箱舟ノアの方舟Arche Noah)
C.ベーレ作、2~5人用、8歳以上、25分。イラストはD.マテウスです。
動物のペアを集めて方舟に載せるゲーム。毎ラウンド、プレイヤー人数分の動物カードがめくられるので、入札したチップで入札して多い順に1枚ずつ取ります。取ったカードは裏にして自分の山札に重ねます。大きいチップを出すと、1枚も取らなかったり、2枚取ったりすることもできます。動物カードがなくなったら、自分の山札を表にして、ペアがいれば得点、シングルならば失点になります。2ゲームの合計が一番多い人の勝ちです。どの動物を前に取ったか、よく覚えておきましょう。

フラッシュ10(Flash 10)
W.クラマー作、2~5人用、8歳以上、20分。
同時プレイ、スピード勝負のカードゲーム。10枚のカードを各自裏にして自分の前に並べ、カードをめくって一斉にスタートします。中央にばらばらに置いてあるカードを取り、自分の前においてあるカードの上に重ねます。目標は10枚のカードを左から右へ昇順にすることです。できたら「ストップ!」といってラウンド終了になります。昇順になっているカードの枚数だけ得点になります。数ラウンド行なって、合計点が50点を超えた人の勝利です。稲妻カードをうまく使うことがポイントです。


ガラパゴス(Galapagos)
B.ハイスマン作、2~4人用、8歳以上、30分。
ガラパゴス島で新種のカメを集めるボードゲーム。カラーダイスを振って、移動の順番にそって並べます。並べ終わった人は砂時計を逆さにして、終わるまでに全員自分のダイスを並べ終えなければなりません。最初に並べ終わった人から、カラーダイスに対応するマスを移動し、移動先にあるカメチップを取ります。例えば緑、青、赤、黄色と並べたら、緑のマス→青野マス→赤のマス→黄色のマスの順に移動しなければならないのです。効率のよい移動ルートの計画を、すばやく考える判断力が求められます。


チーズダイスKäse Würfeln
M.フェルトケッター作、2~5人用、8歳以上、30分。
8つのサイコロを4回まで振って、できるだけ大きいチーズを集めます。1のチーズは1の目を1つ、2のチーズは2の目を2つ、3のチーズは3の目を3つ・・・というようにして取ります。3の目が4つあっても、3のチーズは取れません。取ったチーズは、数字の大きい方から重ねて山を作り、山の大きさによって得点がもらえます。4段では12点ですが、5段にすると25点、6段では40点になります。1~6のチーズの山のいずれかがなくなったらゲーム終了で、それまでに集めたチーズの山の得点の合計が多い人の勝利です。


ファラオコード(Pharao Code)
J.リム作、2~5人用、10歳以上、20分。
素早い計算能力が問われるゲーム。3つのサイコロを振り、その目を和差積商で組み合わせて、ピラミッドに並んでいる数字タイルを取ります。最初に取った人は、砂時計を逆さにします。砂時計が終わったら、それぞれ取ったタイルの検算をして合っていれば得点、間違っていれば失点です。サイコロは8面、10面、12面を使うので、大きい数字を暗算することになります。


スピードカップ(Speed Cups)
H.シャフィール作、2~4人用、6歳以上、15分。
各自カップをもって、カードの指示通りに素早く並べます。カードには鳥や電車など、さまざまなイラストで色の並べ方が指示されます。これを見て、自分のカップをその色の順番に並べます。できあがったら中央のベルをチン! 最初に鳴らした人がカードを取ります。縦に重ねる場合もあれば、横に重ねる場合もあって混乱します。24枚のカードが終わったとき、一番多くカードを取っていた人が勝ちです。

初めてのカルテット(Mein erstes Quartett)
H.シャフィール作、2~4人用、4歳以上、15分。
探しているカードをほかのプレイヤーに尋ね、相手がもっていればもらうことができます。4枚のカード(カルテット)を揃えたら自分の前に出すことができます。カルテットを一番多く出した人が勝ちです。

ピピファックス(Pipifax)
W.ディシャール作、2~5人用、4歳以上、15分。
サイコロを振って、出た目の動物が描かれたタイルをめくります。見事正解したら、またサイコロを振って次の動物を探します。外れたらタイルを裏返して次の人の手番になります。こうして4連続で正解した人の勝ちです。

ワード・オン・ザ・ストリート(Word on the Street)
J.デグナン作、2~10人用、12歳以上、25分。
2チームで戦うワードゲーム。「緑の野菜」などのお題が出るので、ボード上のアルファベットをできるだけ使って単語を考えます。使ったアルファベットは自分のチームの側に1マス移動します。砂時計が終わったら相手チームの番になります。こうして17のアルファベットの内8つを自分のチーム側に引き寄せたほうが勝ちです。

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