市内中学校の制服が、セーラー+スカート/セーラー+スラックス/ブレザー+スカート/ブレザー+スラックス/学ラン+スラックスの5通りから選べるようになった。
どうしてもセーラーを着たくないという生徒にブレザーが許可されてからわずか2年。これだけの早さで実現したのは、中学校、教育委員会、縫製所(実は地元)の緊密な連携があってのこと。私も微力ながら、中学校の人権教室やPTA研修会などでこういった動きの背景となる知識や考え方についてお話をしてきた。性的マイノリティへの配慮だけでなく、全ての生徒がひとりひとり個人として尊重されることが大切である。
「制服」が揃っていないことに違和感を覚える方もいるかもしれないが、これこそダイバーシティの可視化であり、ここを起点として違いを認め合う社会が醸成されていくことを期待している。