「置賜地域DV被害者及び困難女性支援調整会議」に人権擁護委員として参加。現場で対応している方々のお話がためになったが、ライフデザイン的には結婚しないほうがいい理由がまたひとつ増えてしまった。以下、相談のとき覚えておきたいことメモ。
DV被害相談者への対応について
- まずは身の安全確保!―明らかなケガがある場合は警察へ通報(「通報しますからね!」でもいいので本人の了解を取ることが望ましい)、配偶者からの分離(緊急一時保護など)
- 離婚を希望する場合、離婚の手続き(調停など)を伝えるだけでなく、離婚後の仕事・住まい・子どもの養育について一緒に考える
- 離婚を希望しない場合、それがDV・虐待であることを認識させることが重要
- 複雑な事情がある場合、問題を整理し、相談者が何を一番大事にしたいのか意向を聞き取る
- 市町村役場・社会福祉協議会に相談窓口があり、離婚手続や生活面での支援が受けられることを伝える
人権侵犯の調査・救済を希望しない場合でも女性相談窓口を紹介する/つなぐ
山形県女性相談支援センター 電話:#8778(はなそうなやみ)平日のみ
山形県ひとり親家庭応援センター 電話:023-633-1037 平日のみ
警察安全相談(山形県警察本部) 電話:#9110 24時間
各市町役場内の福祉事務所または福祉課、置賜総合支庁こども家庭支援課 平日のみ
DVは殴る蹴るばかりでなく、精神的なもの(暴言、大声で怒鳴る、侮辱する、無視するなど)もあり、檀家さんのお宅でも見かけることが珍しくない(お寺さんでもたまにある)。長年やってきて今更改められないかもしれませんが、仏教的にも不悪口・不毀他・不瞋という教えを勧めていきたい。
