瑩山禅師700回忌

大本山總持寺では今月1日から21日まで3週間、瑩山禅師の大遠忌法要。ご詠歌隊の皆さんは本山入りをしていたが、こちらは小中高の入学式、法事、法話の会、先住忌の案内、人権相談、保護司面談、雪囲い外しのお茶出しなどいろいろあって9日入り。普段だと重い腰を上げていくところが、今回は早く随喜したいという気持ちになっていて自分でも驚いている。

9日、ようやく随喜できたと思ったら行きの新幹線でお檀家さんの訃報が入って1日で戻ることになってしまった。枕経とお通夜は近くのお寺さんにお願いして、1日でまた戻る。

13日、4月から横浜国大に入学した長男にいろいろ渡すものがあって(けん玉とか)、總持寺まで来てもらった。大学から總持寺までは10kmほどだが1時間かかる。午後からはサークル新歓で横浜中華街に繰り出すとのことで10分ほどでバイバイ。

16日、梅花流の研究をしている米スタンフォード大学のミヒャエラ・ムロス博士がフィールドワークで總持寺を訪れている。今日は昭和41年発行の指導必携(マニアック!)について質問があるとのことで、昼寝しないで応対。「息とは自心であり、自心とは仏心である。仏を吸い、仏を吐く」「一心帰命の声なき声」「三世の仏の御声なる捨鉦・捨鈴」「意路不到・不立文字の休止符」「打成一片の只管詠唱」を英語でどう表現するのかを一緒に検討した。むず!

本山での睡眠時間は平均5時間半。昼寝して何とか6時間台にしている状況である。

1週間の本山生活から帰宅する前夜には近く(料亭「鶴寿」跡)にできた「ゆげ蔵」でサウナに入り、帰ってからは短大で講義の後「拉麺二段」で油そばを食べた。本山は大浴場もあるし、ベジタリアン弁当もうまいのだが、ずっと続くと娑婆の空気がおいしくなるものである。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCAPTCHAの認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。