山形で行われた犯罪被害者支援の集いで、京アニ事件でお亡くなりになった渡邊美希子さんの家族のお話。次女が見ている『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の美術監督だった。不幸や孤独や孤立が犯罪の一因になっているとして、「自分と関係ない世界はない」(孤独な人をほったらかしにしてはいけない)という話が心に残った。
その後、中学校PTAで山口良子さんのお話。デジタルメディアをネガティブに捉えるより、リアルを大切にするほうがポジティブにメディアコントロールできるというお話。「生きていることは、温かさに触れること」という言葉が、渡邊さんのお母さんの「生きてるだけで大儲け」という言葉と重なる。
翌日は曹洞宗のお坊さんの研修会でトランスジェンダーの方の戒名について考えた。本人が家族や親戚にカミングアウトしていない可能性や、別な位階を作れば将来差別戒名のようになる可能性も考えると、答えはひとつではない。話をよく聴き、相互理解と信頼関係を築くことからという結論に納得。
本を読む時間もなかなか取れない中、インプットは大切。明日は鶴岡で東大印哲のセミナーに参加する。