韓国大統領選で、文政権がジェンダー平等を掲げて政府や公企業での女性職員の積極的登用を目指したところ、大卒でも正規職につけない20代男性から逆差別だという反発。尹氏は女性政策の司令塔である女性家族省の廃止を公約に掲げたため、男性の6割が尹氏に、女性の6割が李氏に投票。性的被害の告発が相次いだことから、「女性秘書を雇わない」「女性とは食事をしない」と公言する男性も。(金敬哲氏、朝日新聞2022年3月18日耕論より抜粋)
今、日本でもジェンダー平等で議員や管理職の女性比率を上げようとしているが、パイが少ない中ではその分、割を食う男性が出てくるわけで、かえって男女共同参画社会の実現が遠のく恐れがあるのだなあと思った。とはいえ現状の不平等を黙認するわけにもいかない。前門の虎、後門の狼、みんなで知恵を絞らなければいけない難しい問題である。