毎朝のニュースでウクライナ情勢に心痛める中、ご詠歌の講習会で、みんなで『平和祈念御和讃』をお唱えした。争う心はどこかの国の大統領だけでなく、自分ももちあわせているものであることを自覚し、仏前で手を合わせて懴悔しつつ、永久の平和を祈る。
実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。(法句経5)
この言葉の由来となったエピソード「黒夜叉女の物語」は、お釈迦様に止められるまで報復の応酬がエスカレートしていく話。そうならないようにしたい。