火曜日の午後から頭を下げるとガンガン痛むようになり、夜には寒気と発熱になって、水曜日に医者。感染症つまり夏風邪ということで結局金曜日まで休養した。
そして土曜日、何とか回復して11:30に家族に別れを告げ、山形に向かう。荷物が多かったので高速バスで上野まで行ってしまい、新幹線に乗ることにした(いつもなら、バス―つくば―南流山―南浦和―大宮―新幹線のルート)。
高速バスは渋滞などで時間が読めないが、上野に新幹線発車15分前に到着。ちょうどよいと思いつつ、券売機にクレジットカードを入れてネット予約の切符を受け取ろうとすると……
「調整中です。しばらくお待ち下さい」ピンポンピンポン……
新幹線発車5分前。機械の隣の窓から顔を出した係員「機械がまだ立ち上がりません。もうちょっとお待ちいただけますか?」「新幹線があと5分で発車なんですけど」「すみません」
そして新幹線発車時刻。「お待たせしましたー!こちらの切符ですね」「もう新幹線行ってしまいましたよ」「……」
そして次の新幹線は禁煙席満席。切符を全部払い戻し、替わりに買った自由席券をもってトボトボと新幹線ホームへ。禁煙席ないならグリーン車ぐらいサービスしろよ!…と日本で言ったらヤクザもんである。タバコ吸わないヤクザだけど。
1両しかない山形新幹線の禁煙自由席に座るには、始発の東京にいかなければならない。東京駅で30分ほど並んで、ようやく昼食の駅弁にありついた。
新幹線が1本遅れたせいで母に赤湯まで迎えに来てもらう。帰りに100円ショップでクラッカー(引っ張ってパンというアレ)を購入する母。何に使うんだろう?
帰宅17:30。急いで剃髪し、18:00から隣のお寺との総代懇親会。大般若会当番の件でちょっと話し合ってから、4時間近く飲んでいた。病み上がりなのでウーロン茶で勘弁してもらったが、1リットル近く飲んだのではなかろうか。
会議ではこれを言うとあの人に悪い、あれを言うとこの人に悪いなどと思っているうちに発言しないまま。たとえ事実でも、いや事実だから言えないことが多い。今日は「人にあれこれ吹き込まない」をテーマに黙って人の話を聞くことに。普段は会わない隣のお寺の総代からいろいろな情報を得ることができた。スパイみたい。
―死んでいる時間のほうが生きている時間よりもずっと長い。だから、あなたと私が長い歴史の中である時間を共有したという事実はほとんど奇跡的なことである。(広井良典『死生観を問い直す』)