お彼岸の六波羅蜜

お彼岸を前に、六波羅蜜をお釈迦様の前世譚に重ねて説く『六度集経』を明度無極(般若波羅蜜)まで読了。ここで般若波羅蜜は真言ではなく、悟りを導く仏の教えを広く学ぶこととされている。

一、布施波羅蜜:物惜しみや貪りの心を完全に絶ち、清浄なる志を打ち立て、己を捨てて人々を救い、恵みが衆生に及ぶ
ニ、持戒波羅蜜:生命を慈しみ哀れみ、自分の気持ちから推し量って他者を思いやり救済し(不殺生)、志はつねに知足ということにあり、自分の所有ではないものを手に入れようとはしない(不偸盗)。貞節を守り、淫らではなく(不邪淫)、信実であって欺かない(不妄語)。酒は秩序を乱す害毒であり、孝道がすたれてしまう。十徳(仁・義・礼・智・信・勇・忠・孝・悌・和)を遵奉し、肉親を正しく導く(不酤酒)
三、忍辱波羅蜜:人々からの侮辱を堪え忍び、人々が狂酔しているのを悲しみ、相手が悪い心でやって来ても、こちらは哀れみの気持ちで向かい、救済して傷つけない。仏・法・僧の三尊の教えで相手を諭し、相手が理解すればこちらも一緒に喜ぶ。慈しみ育てて平等に護り、その恵みは天地と等しい
四、精進波羅蜜:固い志を持って精進し、高邁な行いを仰ぎ見て、そこに登る
五:静慮波羅蜜:邪悪なものを捨てて汚れを除き、静寂であることを志し、空のようである
六:般若波羅蜜:それ以上のものはないほど博く学び、一切智を求める

お釈迦様の前世で、実家に帰っていった妻を追いかけてそこで7年間過ごした話があり、不邪淫が(結婚自体ではなく)「貞節を守り、淫らではない」と解説されているのと符合しているように思われた。

YBCラジオでボードゲームの収録があったついでに献血。これは何波羅蜜?

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