著・中野信子&ジェーン・スー/小学館新書
ニューロセクシズム傾向を強める中野さんの本は読まなくなってしまったが、ポッドキャスト「オーバー・ザ・サン」でジェーン・スーさんの言語化が面白くて読みました。中野さんも男社会で相当苦労してきているようだ。
男のための女らしさを手放すことで自信が持てるようになるという話。「(女性が)自分が男だったら言われない、もしくはモヤモヤしないと思ったら、それはバグです。プログラムのミスです。あなたのせいではありません。」
非婚化・少子化は今の世の必然、仕事のできない女性管理職がもっと増えた方がいいという意見にも納得。女性活躍は、女性が「名誉男性」になることではなく、結婚するしない、子どもを持つ持たないを含む幅広い選択肢が用意され、自分で選び、その選択が尊重されることで初めて成立するのだと思う。