後輩の結婚披露宴から帰ってきて、まだ熱意が冷めていないので勉強した。ファイルの最終アクセスが2007年3月だったので、実に3年ぶりで手をつけたことになる。印刷した訳注を探すのに30分くらいかかってしまった。
ちなみにインド留学中に、A4で200ページほどのテキスト校訂と訳注を作っており、そのまま博論にするつもりだった。だが先生に見せたら、もっと解説を入れるようにとの指示が出た。そこで序文を書き始めて、いろんな本を読んでいるうちに、執筆が完全に止まってしまったという次第。
今日の勉強は休んでいる間に刊行されていたムンバイ版(K.ジャー編)とのテキスト照合。4/60ページくらい。系統としてはマドラス写本・ティルパティ版で、コルカタ版を適宜参照したようだ。コンピュータ製本で読みやすい。ヒンディー語の序文が15ページほどあるので読んでみよう。今月中に照合が終われば、あらためて博論に取り掛かることができる。
あとそれから9月の学会申込が来週8日までなので、それまでに発表要旨を作る。8年ぶりの発表となる今回は、ウダヤナによる六主張論議と審判・会衆の役割について発表してみたい。
さらに今週の木曜日には、インド留学中にずっとサンスクリット文法学を習っていた先生が東大にいらっしゃる。上野に1泊して聴講する予定。
あの結婚披露宴がきっかけで、一夜にして研究者に戻ったのは不思議なことである。