4月8日はお釈迦様の誕生日で、先代住職の祥月命日。2月15日はお釈迦様の祥月命日で、次女の誕生日という、あべこべな我が家である。花祭のお祝いは梅花講のみなさんとケーキ。墓参のついでに杉花粉を浴びながら境内を掃除。
その翌日、寺族さんの梅花練習会からの駅直行で本山。報恩大授戒会で1週間、ご詠歌を唱え続ける。笑顔を絶やさない詠讃師寮の愉快な面々、一緒にお唱えした東京神奈川の詠範さん、夜の講習会にご参加頂いた戒弟さん、お声がけくださった同郷のご寺院さん、生活全般にお世話頂いた修行僧の皆さんに感謝。監院さんの鶴の一声により、15年位ぶりに本山学科で修行僧対象の梅花講習が始まることになったのが嬉しい。
1週間の本山勤めを終え、禅師様のお言葉「このご縁をこれからも大切に巡り合わせてください」を胸に帰山して、夜は自坊で地元師範の練習会。翌週は宗務所奉詠大会である。最後に講評をする係となり、道元禅師の「一箇半箇の接得」から、どんなに人数が少なくなってもできる限り続けることが、次の世代に伝えることですという話をした。まだまだ梅花はオワコンじゃないぞという思いを新たにしている。
奉詠大会の清興はおとなり山形第一宗務所のお坊さんバンド「THE ZEN」で、アンコールでは地元師範で一緒にスピッツの『チェリー』と『まごころに生きる』を歌う。控室では、師範奉詠曲「荒磯のー♪」を練習している横で「君を忘れない~♪」。