「粒を揃える」からの発想転換

地区教育委員会協議会。「ダイバーシティとインクルージョン」「自由に意見を言えること」「主体的な学び」というお話を聞きながら、現状は事細かな学校マナーで統制され、はみだすと指導・注意される中では、怒られたくないから指示待ちになってしまうなと思い、そのあたりの両立について質問した。

小学校に行ったとき、教室で私の目の前を通った子が注意されたり、始まる前におしゃべりしていた子が叱られているのを見て、(「別にいいんだよ」とか言ったら先生の顔が立たないかな)と思ってニコニコしていた。中学校の校則もそうですが、これだけ世の中が変わっているのに、頑ななまでに30~40年前と変わっていない。

ある程度上の世代の先生(50+)は「子どもたちの粒を揃える」ことで成功体験してきたところを、発想を転換する必要があるでしょう、と講師の先生。教員不足が叫ばれている中での若い先生の定着も、このあたりの意識変革にカギがあるのではないかと思う。とはいえ、「個別最適な学び」「誰一人の取り残さない教育環境」となると、担任1人でクラス全員を見れるわけがないのだが。

中学校から電話が来て「来週の出欠どうなっていますか?」「出席の返事を子どもにもたせましたが、届いてませんか」「はい…」「すみません!」おいおい! こういう実害が出るタイプは学校マナーとかではなくて社会ルールです。

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