今月末〆切だったお寺の年末調整がようやく終了。税理士を頼んでいるお寺さんが多いようだが、最初に税務署で聞きながら何とかできたことから、ずっと独力でやっている。
お寺は宗教法人なので法人税がかからないが、住職や家族の給与は所得税がかかる。洞松寺の給与は定額制ではなく、1年分の総収入から総支出を引き、預金の増減を算入したもの(つまりなくなったお金)を給与としている。ここ10年の平均をとってみたが、総収入のちょうど25%が給与だった(あとは経費、返済、預金)。「坊主丸儲け」では決してない。
というわけで給与の算出まではエクセル入力と検算で結構時間がかかるのだが、年末調整自体は書類に書かれているとおりに記入していけばそんなに難しくない。でも市役所でチェックしてもらったら2ヶ所間違えていた(怒られなかったが)。
「財を四等分すべし。四分の一は自ら享受し、四分の二で仕事を営み、残りの四分の一は窮乏の備えとして貯えるべし(シンガーラ経)」