歳を重ねても鋭く

鶴岡で善寶寺山主・五十嵐卓三老師の大本山總持寺西堂就任と、総穏寺住職・齋藤裕道老師の大本山總持寺顧問就任祝賀会。

88歳の五十嵐師は挨拶の中で、フランス・ドイツ・イタリア・スペインの禅堂からヨーロッパ中に広まっている30~40万人の信徒が日本にもっと往来してほしいとのこと。79歳の齋藤師は総穏寺の本堂が明治時代、本山ご移転時に酒田港から鶴見まで解体して運ばれたお話をなさった。

年齢を感じさせない中身の詰まったご挨拶で、まだまだお元気でご活躍されそう。本山からは乙川暎元監院老師が、善寶寺先々代の五十嵐顕道老師の新潟での思い出をお話され、感慨深い祝賀会となった。

お坊さんは定年がないどころか、歳を重ねるほどにありがたくなっていくものだが、お三方のように歳を重ねても明晰で居続けたいものである。

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