石川素堂禅師百回忌

大本山總持寺を石川能登から横浜鶴見にご移転された石川素堂禅師の100回忌が、4日間にわたって行われている。2日目の朝は大学の先輩でもある大蔵村・興源院の斉藤仙邦住職が焼香師をお務めになられた。

興源院は曽祖父の実家(出家元)の菩提寺で、先住の邦義老師、その兄にあたる信義老師共に修行時代より厚誼を賜りました。おふたりとも教学に明るく、よくお部屋に招かれて宗教から科学の話に至るまで談義していました。

前夜、焼香師控室にご挨拶に伺うと、その興源院さまが100年以上前、石川素堂禅師をお招きして授戒会を開いたという縁でこの度焼香師になられたとのこと。石川禅師に風呂炊きを褒められたとか、当時ことがまるで昨日のことのように檀家さんの家で語り継がれているそう。

仙邦さんが「名色がどうして十二支縁起の4番目という早い段階にあるのか」という話をなさって、邦義老師・信義老師とお話するかのような懐かしい思いに駆られた。

曽祖父が生まれたのが1876年。興源院様で授戒会が行われたのがいつか定かではないが、曽祖父が僧侶になった時期と近いとすれば、何らかの影響関係があったのかもしれない。そう思うと回向の合掌に力が入った。

大園玄致禅師 大本山總持寺独住四世中興 石川素堂禅師百回大遠忌
献粥諷経 献供四品 独詠 大聖釈迦如来成道御詠歌(明星)

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