法華経観音普門品より。
「若有女人 設欲求男 礼拝供養 観世音菩薩 便生福徳智慧之男 設欲求女 便生端正 有相之女 宿植徳本 衆人愛敬(もし女性が男の赤ちゃんを望むならば、観音さまを礼拝し供養すると、すぐに福徳と智慧を備えた男の子を生むことができ、女の赤ちゃんを望むならば、(観音さまを礼拝し供養すると)すぐに端正で美しく、前世で徳を積んだおかげでみんなから愛される女の子が生まれるだろう。)」
男の子は才能なのに対し、女の子は容姿が(しかも前世の業で決まるようなものとして)重視されているのが、お経が作られた1800年前では仕方ないとしても、現代では人権的な問題をはらんでいると思う。どんなに才能があっても、容姿が悪い女性はいけないのだろうか? そもそも、容姿の良し悪しを他人が決めつけてよいのだろうか?
現代でも、女の子には「可愛い」、男には「頭いい」と褒めておけばいいと思っている人がいて辟易することがある。