市のいじめ防止基本方針が改定になり、新しい項目が追加されました。
好意で行った行為でも、相手に苦痛を感じさせる場合も想定し、柔軟な対応ができるようにしていく。
大人の世界では「小さな親切、大きなお世話」「ありがた迷惑」「独りよがり」がなくはありませんが、子どもの社会にも「善意によるいじめ」も起こっているとすると複雑だと思います。具体的にこれはストーカー的なもの? あるいはクラスのためという大義名分や、先生の意向を忖度して規範を強要するようなもの?
正義感や善意も度を過ぎれば苦痛を生み出しますが、かといってできるだけ人と関わらないことを勧めたり、他人のわがままをそのまま肯定したりするのも変。自分も相手も心地よいくらいの適度な関わり方というのは、子どもだけでなく大人にとってもたいへん難しい問題です。