「年の最初に亡くなったのが女性だと、その年は亡くなる人が多い」という俗説が実しやかに囁かれています。
そのように言われるようになった理由として考えられるのは、夫が先に亡くなっても妻はだいたい元気な一方、妻が先に亡くなると夫は家事ができなくて健康でいられなくなることが多いとか、日本神話で、夫より先に亡くなったイザナミが夫のイザナギに向かって「一日絞殺千頭」(1日に千人殺す)といったとか、あるいは謎の経験則なのかもしれません。
実際本当かどうか、過去帳で過去50年分を確認してみました。
結果
男性が最初に亡くなった年に1年間に亡くなった方の数:女性が最初に亡くなった年に1年間に亡くなった方の数=100:96
統計的に有意ではないのですが、僅かの差で俗説とは逆でした。実際は年の最初に男性が亡くなったときのほうが、1年間で亡くなる方の数はわずかに多いです。