先月、教区内のご寺院で行われた恒例の万灯供養。送り盆の頃に夜、蝋燭の灯をともして厳かに亡くなった方々の供養が行われます。
今年は両班に入り、塔婆に法華頓写をしてお経を読み、最後の回向で読み込み帳が配られたところびっくり。今年亡くなられた前・教区総代会長の戒名があったのです。
両班は10人で、読み込み帳はランダムに配られるので私のところに来る確率は10分の1。偶然といえばそれまでですが、庶務係として親しくさせて頂いていた私のところに来たことに縁を感じました。「小野さん、よろしく」とでも言っているかのようです。
お亡くなりになる少し前に届いたメールが携帯にまだ残っています。
「先日の御講演ありがとうございました。中座し残念に思います。その後体調を崩しましたが後悔はありません。ダーナの務めを果たし満足です。」
何かまだ伝えたいことがあるのではないか、私自身どのように応えるべきかを半月経った今も自問自答しています。