小田原の大雄山最乗寺様にてご詠歌の講習会。
朝は道路工事と通勤ラッシュで駅まで時間がかかり、新幹線が出る3分前に駐車場に到着するというギリギリぶり。しかしダッシュでホームに行くとその新幹線は濃霧のため遅延していて、乗り換えの東海道新幹線を1本遅らせることになりました。
そのため会場到着したのは開講式の10分前。長い石段をダッシュで上って大汗で着替えて、すぐに法要に出ました。何事もなく間に合ったのはみ仏のご加護のおかげでしょうか。でもこんな危なっかしい生活をしないようにしたいです。
最乗寺様は高低差のある諸堂の並びが冒険心をそそり、古くは山伏がここで修行し、天狗が飛び回ったというのも頷けます。
朝のお勤めは本堂でお経を読んだ後、石段を登り登って天狗の道了尊が祀られているご真殿でご祈祷。お経をものすごい速さで読むので、力が漲ってくるような感じがするご祈祷です。その後、山主老師から直々にご法話を頂きました。杉の実は遠くに飛んだほうがよく育つという話から、自我を手放して仏の境地に入る「放下著」を説かれました。
講師と受講者で道了尊にご供養のご詠歌をお唱えしました。法悦極まりない体験でした。