読売新聞の全国版に「イクメン住職」として紹介された。
お坊さん仲間で育児を専門にしているという人は結構いるのに、どうしてこんなに取り上げられるのか未だに不思議である。
親戚からお電話を頂いたほか、遠く九州から、曹洞宗のお檀家さんだという方からも記事をご覧になったというお手紙を頂いた。もしこのような田舎寺での子育てが、人口減少に悩む地方の方々への励みになるのだったら、取り上げられる理由も少しは理解できる。しかし数十年後、3人の子どものうち誰かが、このお寺で私のように子育てをしているかというと、なかなか心もとない状況である。