地域の将来

地元の地区総会に参加。58軒の町内会だが、いつも穏やかな方々がガチで議論する年に1回の機会となっている。昨年までは年度末に決算総会、年度初めに予算総会を行っていたが、今年からは両方を1日で行うことになり、その結果、始まったのが13時半で、終了が17時。さらに、途中で抜けてきたが、その後には懇親会もあった。地区に対する情熱のかけ方が尋常でない。

今回のハイライトは、地区長の任期を1年から2年に変えるという提案。来年度の役員はもう決まっているので、再来年度からということになるが、規約改正を今回の総会でするべきか、次回の総会でするべきかでもめました。

2年に延長するのは、世代が下るに連れて住民が減っていく将来に備えてのことだが、前例主義を脱して地区を変革していくという意味もあると思う。1年交替では、事業をこなすのが精一杯で、現状に合わせて変えていくということがなかなかできないものだ。

少子高齢化と若い住民の減少により、地域コミュニティは縮小の一途をたどっている。現在は団塊の60代が地域を引っ張っているが、50代になると一気に8割台に落ち込み、さらに40代と30代は7割、20代は6割しかいない(下図)。その中で何をなくしてもいいか、何はなくしていけないか、そしてどう変えていくかということを今のうちから考えておかないと、取り返しがつかないことになりそうな気がする。前例主義は一番楽だが、各世代の意見を十分に擦り合わせてて、手間ひまをかけて変えていくことが望ましい。

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