門松は 冥土の旅の 一里塚
めでたくもあり めでたくもなし(一休)
お正月を迎え、数え年で39歳となった。満年齢が一般化した今日でも、享年は数え年で記録する。幸か不幸か人間はいつ死ぬか予め知らされていないし、平均寿命の予測も長くなるとか短くなるとかはっきりしていないが、長くとも100年以内には必ず死ぬ以上、享年までの年数を1減らしたことは間違いない。
私だけでなく、妻も、母も、子どもたちも同様に余命を1減らした。卒寿になる祖母は元気だけれども、平均寿命的にはもうロスタイムといったところだ。
残念ながら、いつ死んでもよいという覚悟はまだ持ち合わせていない。だからこそ、これだけは死ぬ前にしておきたいということを目標にして、今年の抱負とするべきなのだろう。
というわけで目標を考えてみると「健康を大切にし、たくさん遊び、多くの人と会う」といったところか。そのための今年の抱負として、体力づくりをする、フランス語を勉強する、月1で上京するというあたりで進めていきたい。岡山の洞松寺(うちと同じ名前のお寺)と現代玩具博物館に行きたいし、学生時代の友人たちとも久しぶりに会いたいし、昨年に復活した研究も進めたいし……実現できないことばかり増えそうなのでやめておく。
みなさんが死ぬ前にぜひしておきたいことって何ですか?