ぜんそく

去年の暮れに風邪を引いて、それからというもの咳がずっと続いている。咳止めをもらってさらに2週間、何の改善もないのでお医者さんにまた行ってきた。
つまりは季節性のぜんそくということになった。確かに毎年のように、1〜2月は咳で医者にかかっている。痰が絡んでぜいぜいすることはないし、アレルゲンとして思い当たるものはないが、天候(温度と湿度)が発作を起こす要因になるという(非アトピー型)。
処方は従来の咳止めであるフスコデと、新しい漢方薬である五虎湯に、吸入ステロイド薬のパルミコート、そして花粉症の薬であるアレジオン(のジェネリックであるエピナジオン)を前倒しして服用ということに。吸入ステロイドは、咳が治ったと思っても、自己判断で中止せず続けることが大事のようだ。
お医者さんで見せてもらったNHKテレビテキスト「きょうの健康」1月号を帰りに本屋で購入。ぜんそくで亡くなる若い人もいる(といっても50歳未満で子供を含め全国で200人くらいだが)ことを知る。
ぜんそくは生活環境病だという。手洗いやうがいなど、かぜの予防に努めることはもちろん、たばこの煙・線香の煙を避ける、アルコールは控える、急な温度変化や乾燥に注意するというのがあった。喫煙者が多い飲み会は欠席する、寒い本堂にはマスクをかけていく、法事では線香から抹香に切り替えるなどの対策をしよう。
ぜんそく持ちまではいかないが、気管支が弱いのは家系らしく、曽祖父も冬はゲホゲホしていたというし、大叔母も咳に困っているという。咳の発作で眠れないときなど、死を意識せざるを得ないこともあり、人の生き死にを考えるべき立場にある僧侶としては天から与えられた病気なのかもしれない。南直哉さんが僧侶になったのも、小児ぜんそくだった幼少時と深い関係があるようだ。だからといって、治療しないで苦しみに耐えるなんてことはないのだけれど。

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