白鷹町のコンサートがいよいよ23日に迫った。YBCのピヨ卵ワイドの街角掲示板に1分間出演。今週は3回実行委員会があって、先ほど帰ってきた。
もともとこのホールは230人ほどしか入らないホールで、昼夜の2回公演になっている。チケットの売上は昼は概ね満席だが、夜が半分にも満たない。年配や遠方の方は昼を好むためである。でもこのままでは奏者に失礼なので、明日と明後日で、地元で最後のお願いをするつもり。
今回来る28名の奏者は東京藝大の卒業生が中心で、大阪フィルのコンマスの長原さんをはじめ経歴を見ると驚くようなメンバーばかり。海外留学中とか、そのまま外国在住とか、ソロでCDをリリースしているとか。そんな奏者がオーケストラを組んで、いったいどんな演奏になるのか想像もつかない。
そんな方々が、格安の演奏料で来て下さる。それでもリハーサルのために3泊するので、チケット収入では到底まかないきれない。その分を広告料でカバーしたり、プログラム印刷も食事も切り詰めたりしてはいるが、赤字は避けられない見通しだ。
以前、同じように大赤字で1回だけ自分がかぶったことがあり(旅行会社への不払いで訴えられる寸前だった)、そのとき肩代わりしてもらった妻に、未だに返済し終わっていない。それ以来、主催者の代表にはならないようにしている。今回も赤字対策を可能な限り講じたが、最終的に誰がかぶるのか心配である。
経費のことを考えると暗くなってしまうが、それはさておき当日は司会を仰せつかっている。曲間にクラシック音楽を堅苦しく感じさせないようなトークをすることになっているが、ジョドプーリーを着たお坊さんが出てくれば、いくら笑顔を装っても別の意味で堅苦しいのではないだろうか。
その前に明日の午後、あやめ公演で「夢灯」というイベントがあり、友人の誘いで急遽、屋外のジャズライブにエキストラで参加することになった。2年ぶりにトロンボーンを吹く。寒いだろうなー。