昨日の昼は妻と昼食。最近見つけたエキスポ大通り沿いのインド料理店「グレートタージマハル」である。店に入った瞬間、朝のプージャーで使う線香のにおい。こりゃ本物だ!
店内ではインド映画の名場面が放映されている。アミターブ・バッチャンの若い頃のから、私が留学していた頃のものまで、やたら懐かしい。もう3回目くらいになるがこれまで店員にヒンディー語で話しかけたことがなかった。妻が言うのでちょっと喋ってみる。
「アージカーカリーキャーヘー?」(今日の日替わりは何ですか?)
「キーマオールマトン」(キーマとマトンです)
あまりにスムーズに返事が返ってきたのでびっくり。そしてどこで、なぜヒンディー語を勉強したのかという質問が返ってきた。インドでよく聞かれたのを思い出して懐かしくなる。妻は日替わり、私は「バッタルチキン(バターチキン)」を頼んだ。
全般に味は辛さ控えめだが、ショウガが利いていて美味い。マトンはよそでなかなか食べられないこともあってお薦め。
食後にチャイを運んでくるとまた話しかけてくる。
「カーナーケーサーラガー?」(食事はどうでしたか?)
「アッチャー」(よかったです)
レジの会計もヒンディー語。
「エークハザールアートソー」(1800円)
一瞬耳を疑ったがここは日本だということを思い出す。インドだったら超高級レストランか、単なるぼったくりのお店だ。インド留学中に1000ルピー札を見たのはほんの1度か2度である。
気を取り直して支払いを済ませると、ニコニコ顔で店員さんが言う。
「アープセーミルカルバホットクシーフイー」(あなたとお会いできてたいへん嬉しいです)
昼のランチはカレーしかないが、夜にはチョーメン(インド風中華焼きそば)、ビリアニ(炊き込みご飯)、ドーサ(スナック)など懐かしいメニューがあるようだ。また来よう。