お出かけ

プネーでも大半は家で過ごし、1日に1回、ちょこっとお出かけするというパターンが続いた。もとより観光地ではないが、近くにあるアガカーン宮殿(ガンジーが軟禁され、妻を亡くしたところ)も含め、家族で見物したものは何もない。
市内へはバスで行く。土産物屋に寄って、注文していた仏像160体を購入。お正月にお寺で檀家さんに配るお土産である。手彫りなので高そうに見えるけれども、1体250円ぐらいだ。もっとも、空港で買えば同じ物が2倍にもなる。スーツケースはこのお土産でいっぱいになった。
買い物の間、妻と娘は近くの喫茶店でお菓子を食べていた。街の中心部にあるオシャレなオープンカフェはお菓子も甘すぎず、メニューも気が利いている。独りでは何度も来ているところだが立ち寄ったことはなかった。家族で来るといろいろな発見がある。
プネーにはちょうど、指導教官の丸井教授が写本調査でいらしていた。空港で手配したタクシーがこなかったり、写本の撮影代で20万円も取られそうになったりたいへんだったらしいが、I氏とK氏が協力して、順調にことが運んだという。教授はこの日が帰国で、直前にお昼をご一緒した。
モスクワの学会の後、サンクトペテルブルクを観光したときに集団の強盗に逢ったという。それに比べればインド(特にプネー)の治安はとてもいいと仰っていた。もしかしたら近年やたら物騒な日本よりもいいかもしれない。
その後、教授を見送りにI氏も来たが、あれだけインド人を毛嫌いしていた娘は教授にもI氏にも親近感を示すことがわかった。顔で判断しているのだろうか、インド人は男女問わず顔が濃いからなあ。

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