療養

朝になってまた娘が痙攣を起こしたので、近くの開業医へ行くことにする。熱を測ったら40度。医者も「危険な状態だ」という。しかし体重も減っておらず、のども悪くなっていない。何かの感染症による胃腸炎ということで、やはり熱さましと抗生物質をもらって帰った。疲れ、偏った消化の悪い食事、床をべたべた触った手をなめたりしたこと、カシミールの寒さ、とにかくいろいろなものが重なったのだろう。見ているととても可哀相だ。
インドの医学は意外に発達している。お医者さんがはじめ耳式体温計を出したときは妻と目を見合わせて驚いた。診察はいたって丁寧で、日本の小児科医よりも時間をかけて診てくれる。親が安心すると娘も安心するようで、薬を飲むのだけは嫌がったが、あとは症状も落ち着き、眠り続けている。親も疲れが出て眠りこけた。

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