先月に行ったワイの写本図書館を再訪。K氏が大学の先生に紹介状を書いてもらってそれを送り、毎日のように電話をかけたのに許可証が送られてくるまで2週間もかかった。
前回の往復5時間の蒸し風呂バスに懲りた我々は小島さんに車を融通してもらう。所要時間は半分ほどで、エアコン付きの快適な旅ができたのはたいへんありがたい。そうでなければ秋ごろまで諦めていたかもしれない。
図書館に着くともう必要な写本は用意されていて、すぐにコピー屋に行くことになる。やっと発行してもらった許可証も提示を求められなかった。それなら電話でもよかったのではないかと思う。
しかし今度はコピー屋の方で時間を食う。次々と客がやってきて仕事が後回しになってしまうのだ。300枚のコピーで、はじめ2時間と言われていたが結局4時間かかった。もっとも、コピーした後にオリジナルと照合したりして丁寧なコピー屋だったので文句はあまりない。
その間に観光や昼食。街の中央にはガネーシャ寺院があり、すぐ隣にはカーシーの神様の寺院がある。ガネーシャの方が人気があるようで、参拝者がひっきりなしに訪れていた。決して大きくはないがなかなか由緒ある街のようだ。
コピーが終わると図書館に戻って精算。「またいつでも来て下さい」と言われたが、そう言うなら許可証を早く送ってもらいたいものだ。その時点でもう4時近く。小島さんからカルヴァーイーという女神寺院を勧められていたが、結構遠いことが分かって近場の湖ドーム・ダム(写真)を見て帰る。周囲を峡谷に囲まれた大きな湖で水もきれい。ボート貸し出しがあったがこんな暑さでは乗る気も起きない。しばらく眺めて退散。季節がいいときにきたら面白いだろう。
前日寝不足だったせいか、暑いので天井のファンを回したまま寝ていたせいか、あるいは水も飲まずに暑いところにいたせいかわからないが、帰宅してから俄かに具合が悪くなりフラフラに。お腹の調子も悪い。K夫妻とピザでビールでもと話していたがキャンセルして寝た。
起きてからもあまり食欲がわかず、とっておきのカップラーメンとバナナを食べて就寝。翌朝にはほとんど回復していたから、寝不足が原因だったのかもしれない。
3月は異常気象でいきなり40度を超えたが、その後しばらく暑さは緩んでいる。それでも夜はかなり暑く、窓全開、天井のファンを付けっぱなしで寝るようになった。ところがこの高地では夜になると急速に冷え込むので、お腹を出して寝ていると寝冷えしたり、喉をやられたりする。その上窓から蚊が入ってきて、蚊取りリキッドを使っていても刺されるのでなかなか快適に寝られない。その結果いわゆる夏バテになるのだろう。
ふと、日本のさわやかな季節が恋しくなった。