予算会というのは研究室の卒業生・修了生の送別会のことで予餞会ともいう(予算会というのは単なる会場の間違い)。
公務員倫理法というものができて、考査期間中に教官と学生の飲食はしないという決まりで、去年は中止、今年は発表日開催となった。落ちた人などがいる中での開催は厳しいものがあるが、やらないというのもケジメがつかないということらしい。
2時間にわたって、先生や卒業生・修了生が話をし続けるという「結婚式の披露宴のような(某先生)」会だが、研究室を去る人たち・これから進学する人たちにとって先生の話の中には心に染みるものもあるのだろう。当事者でないといまひとつピンとこない。何となく、自分も勉強しなくてはという気に駆られたくらいだった。
「世界に通用する学者になってほしいが、世界に通用しないもの(=ローカリティー)も大事にしてほしい」というのは土田先生の言である。そういえば、「千と千尋の神隠し」も「世界に通用しないもの」が評価されたんだろうなと思った。
前の日も飲み会だったので、一次会で退席した。