隣保総会

たまたま実家に帰っているときに,隣保の総会に出席した.最年少で,しかもひとつ上は50近くという世代の隔たりはあったが,みんな顔見知りで気楽だった.
会議の後,飲み会.会議では発言することなどないので山形弁の使いまわしを注意深く聞いていた.やはり擬態語は面白い.
飲み会は,思いのほか盛り上がる.飲むと普段言えないことが出るものだが,みんな考えが深いことに驚いた.最初は公民館委員をどうやって決めるかという話から始まっていたのに,最後は自民総裁選では誰になるかという話になっていた.田舎でも,日常に馴れきってしまうことを嫌い,世の中を分析しつつひたすら打破しようと努力していることがわかった.世の中にまっすぐ向き合うことを教えられる.
今田舎は若者不足が深刻である.20代で実家から通える仕事を見つけられる果報者は皆無に等しい.何十年後に,この飲み会はどうなっているのだろうか,あるいは自分はどうしているのだろうかと少し心もとなかった.

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