心理学用語で、我を忘れて活動に没頭・集中している状態。スポーツでは「ゾーン」とも。
1週間で仕上げなければならないボードゲームの翻訳依頼が来て、最初はなかなか進まず焦ってばかりいたが、だんだん自分でも驚くほどスピードが上がって作業が捗った。センテンスを前から読むのではなく、最初から最後までを一つのまとまりとしてスキャンすると、意味が出てくるという感じ。この感覚はなかなか幸せなもので、フローを実感できた。
ポジティブ心理学のなかでも、活動的な幸福をあらわす「フロー」という概念が強調されている。/フローとは、簡単に言えば、「やりがいのある事柄に挑戦しているときに、その行為に没頭している状態」のことである。(クリッツァー『21世紀の道徳』)
他にもこの頃はお葬式・ご法事、バレーボール、短大の講義などでもフローになっていると感じるときがある。考えてみれば坐禅こそフローそのものである。逢茶喫茶、逢飯喫飯。